読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

「認知的節約」と固定思考

日本経済新聞のコラム「春秋」(2007/02/15)より。

世の中に一を聞いて十を知る賢者は、そうはいない。
神ならぬ身、一を聞いて知るのは一だけである。
十まで知るには、さらに聞く、本を読む、
ネットで検索するなど、自分で調べるしかない。
それでも届くのは、せいぜい七か八か。


ところが、人の心には、一を聞いたら十を知ったと
思い込みたい願望が渦巻いているらしい。
二から三、四とあれこれ検討する手間を省いて、
一気に十の結論を得ようとする。


これを心理学では「認知的節約」と呼ぶ。
健康とカネという人の2大欲望がからんだ場合は、
この認知的節約は特に強力に働くという。


あらゆる面で、この認知的節約は姿を見せる。


楽に生きよう、生きたいとするのは、
本能的に人は備わっているのかもしれない。


ただ、その認知的節約は私がもっとも嫌悪する
想像力の欠如に強く結びついている。

これはこのエントリーにある固定思考と本質的な
部分では同じではないだろうか。

固定思考の持ち主は自分に対して甘い評価をする。自分の否定的要因は自尊心に対してマイナスなので無視する。自分より劣った人と比べて自尊心を保つ。その結果、自分自身に対する正しい評価がくだせない。


認知の過程で得る否定的要因、すなわち無知である自らを
受け入れることが出来ず、客観視が行われていないということか。