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読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

「いちゃりばちょーでー」な出会いたち

シリコンバレーツアー 出逢い ロールモデル

過去のエントリーからの続きです。
人はあるとき、自分自身の希望に、「出会う」のだ。
裏シリコンバレーツアーを通じて -僕が学んできた言葉

そして、今回でひとまずシリコンバレーで感じたことを一段落します。三部作の最終エントリーってことで。


●手帳に書き込んで、何度も反芻した

あまり焦らなくてもいい。ロールモデルになれる分際ではないけど、ぼくだって今みたいにやりたいことをやれるようになるまで10年近くかかった。それでもヘソを曲げずに根気強くやってきただけだ。技術と思考を磨くことだけ怠らずにいれば、いつか世の中の変化と自分のモードがマッチする瞬間がやってくる。そのときまで、諦めず、ただ静かに歩めばいい。これは言うほど簡単ではない、チャレンジと呼ぶに値する生き方だ。
希望は突然やってくる:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

このエントリーで伝えている「環境を選択する」ためにはどうすればいいのかを考え、そして行動する中で、苦しいとき、迷いそうなとき。そういった時に何度も何度も反芻した。言葉が僕に生きる力を与えてくれた。


そのejimaさんと夕食を共にする(しかも、隣りの席で!)機会を得た。ものすごく緊張して、あまり覚えていないけれど、彼が醸し出していた雰囲気は今も鮮明に覚えている。相手の話を聞くとき、安易にうなずくことなく、すっと相手の目を見つめる。その態度が脳裏に焼き付いている。その中で彼が発する爽やかな一言は、清々しく応援されている気持ちになった。彼と過ごせた時間はとても幸せな時間だった。

その中で彼にある質問をした。

ぼくが彼らに勝っているといえるのは、彼らにはまだ自分の人生や進路に迷いがあるが、ぼくはもうふっきれていて、様々にあった選択肢をぜんぶ捨ててただ一つ好きなことにフォーカスを絞っているという点だけだ。
若い人たちから学ぶということ:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

僕はまだはっきりと自分の好きなことを自覚していない。上記の言葉から、僕は彼にその「好き」を見つけた瞬間はどういったものだったかを質問した。返ってきた答えは意外なものだった。

僕もまだ悩める30代だよ。

一見矛盾する答えのように思えた。けれど、その言葉をはにかむように発する表情からは「それは簡単なことじゃない」って言っているように思えた。ある種の達観すら覚えた。僕は何をそう簡単に答えを求めていたのだろうかと感じた。それは、そう簡単なことじゃないんだ。

シリコンバレーに行く前に受け取った言葉
番外編でシリコンバレーに行く前に、お袋から受け取った言葉でこのエントリーを締めくくりたいと思います。

僕はこのツアーに本当は参加する予定ではありませんでした。なんの前触れもなく、2月の上旬に誘いを受けました。すごい急だったし、その時点では訪問先の企業は不明だし、単なる観光だろうと思っていました。有給や決して安くはない航空券。だから、断ろうと思っていました。

うやむやとした気持ちのまま、僕は自然とお袋に相談していました。母親である前に、一人の女性として、人生の先輩として尊敬しているから、不安や希望、僕がどういう生き方を望んでいるかをありのままに彼女に伝えました。

お前は本気かどうか試されているんだぞ?シリコンバレーで働きたいと本気で思っているかどうかを。

金がない?そんなもんやり方さえ間違えなければ簡単に返せるでしょ?真剣に生きているから、そういった巡り合わせがあるんだよ。それを逃してしまうあなたはそれでいいの?

日頃から毎日飽きずに「いつかシリコンバレーで働くんだ」って強く思っているけど、少しずつ「それは無理なんじゃないか」って少しずつ侵されていく感覚が僕にはあった。

『所詮それは限られた一握りの人間だけが実現できるのであって、凡人である「お前」には無理だよ。自分をわきまえろよ。お前は平凡に時間を過ごして、なりたくないって思っているオッサンのように生きるんだよ。本当は薄々気付いているんだろ?』

自分は本気じゃなかったんだという悔しさとお袋が「生きる事を真剣に悩むあなたを誇りに思う」という優しさで涙が止まらなかった。シリコンバレーに赴くだけで、物事が好転するわけではない。けれど、実際にシリコンバレーは存在するってことを誰かの情報ではなく、僕自身で確認したかった。微弱ながら、その想いを発し続けた結果、僕に訪れた縁を大切にしたい。そう思って生きてきたし、ずっとこれからもそういった生き方をし続けるためにもツアーに参加することにした。行ってすごく良かった。苦しい状況に追い込まれることになったけれど、それは人生を揺るがすような出会いや発見だった。

僕が出会った言葉や偶然にすれ違った半袖のお兄ちゃん、出会った全ての人々に感謝します。そして、一緒に参加したメンバーへ。僕の故郷沖縄の方言に「いちゃりばちょーでー」という言葉があります。「一度会ったら皆兄弟」の意味です。あなた方に出会わなければ、今の僕はいません。ありがとう。また、いつの日か会える日を楽しみにしています。

ありがとうございました!