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読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

The dawn is coming.

比嘉正也 lifestyle

「考える」とはいささか苦しい作業だ。

省察し、想像力を働かせ、反省し、コーラを飲んで、行動に移す。分かりやすい「答え」はきっとどこかにあって、近いうちに自分自身はそれを見つけ、そして「考える」ことを放棄するだろう、と幾度となく思ったことがある。思索に耽る日々は決して優雅なものではない。謳歌とは程遠く、憐憫に満ちたさもしい時間。

いつまでもその暗闇は晴れない。闇はより深みを増し続け、押し潰される恐怖から逃げ出したいと日々思う。けれど、夜明けは近いと信じ、今日もまた省察し、想像力を働かせ、反省し、コーラを飲んで、行動に移す。

大丈夫だ、夜明けは近い。僕はまだやれる。

The night is darkest just before the dawn.
And I promise you, the dawn is coming.
(「夜明け前が最も暗い。約束するよ、夜明けは近い。」)

【追記】

そして Dent も Gordon もそして Batman も「勝てなかった」 the Joker に「勝った」のは誰なのか。 それを見落としてはならない。
404 Blog Not Found:大人必見、子供禁見 - 映画評 - The Dark Knight

the Joker は映画の初っぱなから「自信」に満ち溢れている行動を繰り返している。迷いなんて一切無い。

その彼が方針を翻す瞬間がある。Batman に対して世間(これはアメリカの場合当てはまるか不明だが)が排斥の動きを見せ、その正体が暴かれようとしたその瞬間、急激な方向転換を見せる。むしろ、正体を暴こうとしていたものに対して裁きを下す。

「勝った」とは言わないが、少なくともその時the Joker の頭に「何か」がよぎったことは間違いない。映画のテーマである善悪の「依存性」に関わってくるのだが、ある存在が自分自身の「価値」を高めている。the Joker は顔のない世間に負けたのかー。未だ推察は終わらない。

映画に関連して、村上春樹の言葉を引用して終わりにしよう。

でも僕が本当に怖いと思うのは、青木のような人間の言いぶんを無批判に受け入れて、うのみにする連中です。自分では何も生み出さず、何も理解していなくせに、口当たりの良い、受け入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中です。彼らは自分がまちがったことをしているんじゃないかなんて、これっぽっちも考えたりしないんです。彼らは自分が誰かを無意味に、決定的に傷つけているかもしれないなんていうことに思い当たりもしないような連中です。自分たちのとった行動がどんな結果をもたらそうと、何ひとつ責任はとりません。風向きのままに動くだけです。

p.218 「はじめての文学 村上春樹」