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読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

「意味」について考えたことはありますか?

シュンポシオン 読書

金城さん(id:simpleA)に会ったとき*1、「物事の意味」について質問した。あまりにも漠然とした質問だが、彼はその質問を受け取り、良く分からないけれどと前置きをし、僕に一冊の本を薦めてくれた。

ニーチェ入門 (ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)

p.96
「真理への意志」は、要するに「絶対的に正しいものが存在する」という"信仰"を前提としている。近代科学も近代哲学も、この「絶対的に正しいもの=真理」を追い求めようとする情熱において一致する。そしてニーチェによれば、この"信仰"はキリスト教の「禁欲的主義的理想」から生じたものなのだ。つまり近代的な「真理」への信仰は、キリスト教の理想の中で育て上げられたものだと言うのである。
この近代の禁欲主義的理想である「真理への意志」は、どこにいきつくか。(略)「真理への意志」は、ついに世界それ自体には何の意味もないということを証明するところまでゆきつくのである。

p.98
ヨーロッパ独自の人間の価値観、それは「何のために生きるか(苦しむか)」という問いに対して「一つの意味」を与え続けてきた。(略)これが「禁欲主義的理想」だが、「あえてこれをはっきりと規定するなら」それは「虚無への意志であり、(略)生のもっとも基本的な諸前提にたいする反逆」だと言える。

「禁欲主義的理想」から「ルサンチマンの方向転換」を経て、意味を求めること、つまり「絶対的に正しいもの=真理」を希求することは「まだ自由な精神ではな」く、「それは一つの形而上学価値、真理の価値そのもの*2にたいする信仰」であるということか。三上さん(id:elmikamino)がコメント欄に残した「そんな「僕」もちゃんと肯定してあげて*3」というのは、ルサンチマンからの脱却に結びつくかもしれない。

*1:http://d.hatena.ne.jp/Ryu-Higa/20081126/1227694334

*2:著者強調

*3:http://d.hatena.ne.jp/Ryu-Higa/20081003/1223056346#c1223096552