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読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

沖縄語、うちなーぐちは僕に何を与えてきたのだろうか

沖縄 うちなーぐち

世界で約2500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)が19日発表した。日本では、アイヌ語が最も危険な状態にある言語と分類されたほか、八丈島や南西諸島の各方言も独立の言語と見なされ、計8言語がリストに加えられた。(中略)


このほか沖縄県の八重山語与那国語が「重大な危険」に、沖縄語、国頭(くにがみ)語、宮古語、鹿児島県・奄美諸島奄美語、東京都・八丈島などの八丈語が「危険」と分類された。
asahi.com(朝日新聞社):世界2500言語消滅危機、ユネスコ「日本は8語対象」 - 社会

ひとつの言語が滅びるということは、その言語によって認識される「世界(観)」が消えてゆくということ
外部記憶:言語消滅危機のニュースと。

沖縄語(以下、うちなーぐち)の消滅が現実のものになろうとしている。その言語が彩り、認識される世界観が消滅してしまう。


先に言っておくと、僕はうちなーぐちを話すことができない。聴き取ることすら出来ない。祖父との会話は、祖母が標準語に「通訳」してくれるか、祖父が使い慣れない標準語によって成立する。つまり、僕は祖父の「言語」をそのまま受け止め、咀嚼することすら出来ない。僕は祖父から、彼の所作から多くのことを学んできたが、言葉から学び取ったものがあまりにも少ない。言葉自体に執着するつもりはないが、その言葉が彩り、認識される世界観を漫然と受け流し、このまま何もしないまま物事の解決を先延ばしにすることは決してしてはいけない。


沖縄で時を過ごした頃の僕にとって、うちなーぐちは嫌悪の対象だった。集団に同化することで自身の弱さと向き合わないのではという恐怖があった。しかし、やっと気付いた。うちなーぐちが僕にとって、かけがえのない大切なもの、僕自身のアイデンティティだと、やっと気付いた。三上さん(id:elmikamino)から「リュウちゃんが沖縄語を学べばいいんじゃない」と声をかけてもらった。その通り。学べばいい。ひたすらに学べば良い。


沖縄の教訓歌に「てぃんさぐぬ花*1」というものがある。

最後の一節と、今僕自身が抱く気概を重ねて、強く心に刻みたい。

なしば何事(なんぐとぅ)ん なゆる事(くとぅ)やしが
なさぬ故(ゆい)からど  ならぬ定(さが)み

(訳)やろうと思えば何事も 成就する筈なのに やろうとしないから 成就しないのだ

*1:http://kagoshima.cool.ne.jp/tokunoshima/minyo/thinsagunuhana.htm