読谷の飛行場に想う。

躊躇したら負けなので、とりあえずベンチプレス100㌕を目標にしています。

「自分を動かす言葉」とは一体何か

自分を動かす言葉 (ベスト新書)

自分を動かす言葉 (ベスト新書)

サッカーはとても好きで、今でも定期的にプレーしている(フットサルだけれども)。長く同じ競技をし続ける中で、最近は技術的な向上というより、専ら精神的な向上を目的とすることが多くなってきた。プレーが巧くいったという単純な一喜一憂より、ディテールの隅々まで自分でコントロールできた小さなプレーに喜びを感じるようにもなった。そういった背景もあり、個人的にはプロサッカー選手の思考について、非常に興味をもっている。常にコンディションを保ち続ける意志や勝ち続けることへの義務と精神的な維持についてなど。職業だということを言えば、へったくれもないけれど、サラリーマンとして給与を貰う立場である自分に翻ってみると、同じようなことが言えるかといえば、決してそうでもない。上記の本はタイトルと帯に書かれた言葉に興味を惹かれ、購入した。いくつか気に入った言葉をピックアップしてみる。



  • 極端に言えば、「言葉」と出会ったからといって、サッカーが劇的にうまくなることはない。当たり前だ。「言葉」がゴールを決めてくれるわけではないし、「言葉」にヘディングやトレップがうまくなるような技術があるわけでもないのだから。でも、言葉には、心を強くし、背中を押してくれる力がある気がする。
  • 結果が出ないことを悔やむ必要はない。重要なことは、日々、成長を実感できているかどうかなのだ。
  • 日々の出来事に一喜一憂せず、結果を気にしないで、とにかく地道な努力を積み重ねていく。
  • 言葉を知ることで、自分の過去、現在そして未来が一本の線になってつながっていくのだ。
  • 尊敬すべき先輩たちから学んだことは、言葉と行動の一体化である。
  • 人生の成功の秘訣は、チャンスがきた時にそれに対する準備ができていることである。
  • 暇な時に何かをしたところで、相手には響かない。忙しい時にやってこそ、より相手に伝わるのかもしれない。
  • 一か八かの賭けとトライは違う。
  • 人を動かすのはリスペクト。相手をリスペクトするということは、年が上でも下でも一緒だ。


読了後、何と当たり前のことだろうと感じ入ってしまった。しかし、その平凡さとは、小林秀雄が指摘する「沢山な自ら実行したことのない助言」ではないだろうか。深く感じ入ってしまった。

諸君がどれほど沢山な自ら実行したことのない助言を既に知っているかを反省し給え。聞くだけ読むだけで実行しないから、諸君は既に平凡な助言には飽き飽きしているのではないのか。だからこそ何か新しい気の利いたやつが聞き度くてたまらないのじゃないのか。「作家志望者への助言」